PD(パニック障害、パニック症)治療記 -自分の失敗から学んだ事- 31 "糖尿病"


復職してから3ヶ月が近づいてきました。

おかげさまで予期不安や発作はコントロールできており、通常の出社退社などは問題なく出来ております。

まだ苦手な所(二酸化炭素濃度が高めの所、高い緊張をもたらす機会や場所など)はありますが、これは今後の暴露療法などで克服をしていければと考えております。


それで、今回ブログを書こうと思ったのは、PDとDiabetes(糖尿病)の私の失敗についてです。


まず、先日私は糖尿病と診断されました。

検査を受けたきっかけはいろいろあるのですが、復職してから日中の眠さがひどく、

特に食後2-3時間の間、目も開けてられない強烈な睡魔に襲われておりました。

もしかしたら復職する前からそうだったかもしれません。

他にも異様なだるさなど、体に何か違和感を感じていまして、

血液検査をした所、それなりに進んでしまった糖尿病であるという結果でした。


糖尿病になったことを告白したいのではなく、

気づきづらい原因のいくつかがPDに起因することが多く、

これはいろんな方のへの参考になるかなと思った次第です。


まず糖尿病とはいろんな原因によって、血糖が増えてしまうという事だそうです。


症状は主に多飲、多尿、だるさ、体重の減少などで

放っておくと様々な合併症を発症します。失明したり、手足が壊死したり、

腎不全だったり様々です。

糖尿病の診断は血液検査です。加えて尿検査も行うことが多いようです。


さて、それで何故気づくのが遅くなったのか、それなりに進行してしまったのかという部分です。

※糖尿病になった原因ではありません

それはPDで服用する薬の副作用と、糖尿病の自覚症状がそっくりだからです。


多飲・・・例えば私が服用しているレクサプロ(SSRI)やサインバルタ(SNRI)の副作用に喉の渇きが起こる場合があります。これは実際起こってまして、お薬を飲み始めてから喉が渇くようになりました。


多尿・・・同じくSSRIやSNRIには多尿の副作用が起こる場合があり、これも私には発現していました。


だるさ、日中の眠さ・・・上記に同じく


逆に体重に関しては、PDが再発したあとの治療後ますます増加傾向にあり、体重が減るという糖尿病の症状は発現しませんでした。


ではどこに私は違和感を感じたかというと、もともと少食なんですが、この数年、日が立つごとに

すぐお腹が空くようになっていきました。ここ最近はそれが顕著で、お腹がいっぱい食べても、何故が直後にお腹が空き、何かを食べてしまう状態でした。それで満腹になりすぎて胃薬を飲むという流れが常態化してました。

また、もともと体力はないんですが、それにしても異常に疲れやすくなり、すぐ横になってしまう常態でした。

歩いているとすぐに足が痛くなるようになりました。


SSRIやSNRIの副作用では、すぐお腹が空いたり、疲れやすくなったり、足が痛くなる事はほぼないはずなので、これは流石に何かおかしいなと感じ血液検査をお願いした感じです。


また、PDの薬物治療は、糖尿病になりやすい部分があるなとも今になると思います。

※糖尿病になる原因は、肥満、ストレス、膵臓の異常など様々です。

まず、だるさがあるので運動不足に陥りがちです。また、睡眠をうまくとれなくなったりもします。

そしてなにより、PDの発作は(人によって様々ですが)、少なくとも私は低血糖の症状にそっくりなのです。

なので、低血糖がとても怖くなり、お腹が少しでも空いてくると、甘いものを食べて落ち着こうとしてしまいます。私は今まで間食はほとんどしない人だったのですが、PD再発以降、夕方の空腹のふらつきが怖くて、少しでもお腹が減ってくると不安症状が出てしまい、それを防ぐために甘いものを摂取していました。

運動不足と糖分(炭水化物)摂取量の急激な増加が、元々糖尿病に近づいていた私の体を更に蝕んでしまったのではと推察しております。


PDの方は、おそらく数ヶ月に一度は肝臓の数値のために血液検査をされているかと思いますが、合わせて血糖値の検査もお願いすることをお勧めします。

3ヶ月に一度は血液検査(肝臓の値と、血糖値の診断含む)をしてみると良いかと。

体に症状が発現してしまってからでは、糖尿病が進行してしまっている証拠なので。

できれば予備軍状態であるうちに発見できればベターです。


中高年や老人がなるものと思われがちな2型糖尿病ですが、今日本では増加傾向にあり

また世界規模でみても、大変なことになっております


健康診断を毎年受けて、自分の体の状態を把握しておくことが良いのかなと思います。


ちなみに診断結果を受け、私はもちろんショックでしたが、これで強制的にダイエットをせざるを得ないので、きちんと痩せて、またDee-Deeのベルボトムを履くべく頑張っていきたいと思います。


先程書きましたが、PDの発作と低血糖症の症状もこれまたそっくりです。

それもあって、血糖値の増減で起こる体調の変化が、PDに起因しているのか、

単純に血糖の問題なのかを見誤っていたのも、今回の糖尿病が発現してしまった原因の1つだとも考えています。