PD(パニック障害、パニック症)治療記 -自分の失敗から学んだ事- 08 "慢性期の治療"


慢性期に入ってしまう方はあまりいないように思われますが、私は少し前まで慢性期でした。
各期の区分けについては、こちらの記事に書いてあります。

発作はだいぶ起きなくなってきているのですが(起きない場所にしか行っていないともいえる)、朝から晩まで持続的に緊張と不安が続き、なんとも言えない不快な状況、いわゆる不定愁訴状態が続いている状態です。

これがですね、発作より結構きついわけです。普段は問題なく、苦手なところに近づいたり、嫌な感じになると予期不安が起こり、パニック発作が起こるといった、通常のパニックの流れではなく、ずーっと舞台の袖で緊張しているような状態というか、過緊張というか、不安というかが延々続くという感じでした私は。もちろん人によって感覚は様々です。

もしこの状態になってしまったら、先生と緊密に相談をする事をおすすめします。私は、先生と相談し、私の状態やリスクとベネフィットを鑑みて、どちらかといえばまだ耐性や依存が少ない抗不安薬を用いて乗り切りましょうというプランになりました。
これは先生によって考え方は様々だと思います。我慢(というか慣れられるなら慣れたほうが良いという意味で)できるならした方が良いという先生もいらっしゃいますし。

慢性期は必ず終わりが来ます。それは抗うつ薬が効き始めた頃かもしれませんし、慢性的な緊張に慣れてきた頃かもしれません。

私は今ある意味慢性期真っ最中、あるいは抜け出せそうな所に現状います。午前中に不定愁訴が起こることはほぼなくなり、お昼から出てくる位に回復してきました。出てきたら抗不安薬で抑えるという感じです。使用する抗不安薬の量も減ってきました。

自分にあった乗り切り方があると思いますので、先生に相談をしましょう。そして、必ず終わりは来ますので、きついですが諦めずに焦らずゆっくりいきましょう。